富士山の麓、猪之頭の湧水
池のすぐ上にあるほこらの奥や、池の真下からもこんこんと湧き出る猪之頭の水は、まさに自然の恵みです。地元の方々が毎日飲んでいる湧水は、年間を通じて水温が10℃と一定で、鱒がぐんぐんと育つには少し冷たいです。しかし、その分ゆっくりと、身の締まった鱒が育つと考えています。
西田少年が鱒(にじます)に魅せられてから約四半世紀、
出会いの地、富士宮市猪之頭で育てた鱒を、皆さんにお届けできるようになりました。
私たちの大好きな鱒の良さを知ってもらうには、食べていただくのがいちばん。
でも、やっぱり言葉でもお伝えしたいので、ここでちょっとだけ語らせてください。
鱒が最も美しいのは、泳いでいる姿です。流れの強い清流を、群れをなして優雅に泳いでいる様子は、見ていて決して飽きることはありません。日光を反射して銀色に光る背中を見ていると、鱒に出会い一目で心奪われた、中学生の頃を思い出します。
鱒は元来、弾力のある食感と深い旨味を持つ、とても美味しい魚です。美味しい鱒をお届けするために、私たちができることは、手間隙をかけること。西田養鱒では、上質な餌を与えてゆっくりと育て、これ以上ない鮮度で加工することにより、鱒の美味しさを引き出しています。
いまの世の中は、美味しいもので溢れています。「ひとくち食べていただければ鱒の良さが伝わる」けど、そのひとくちが何より難しい。匂いがあるとの先入観や、普段から食べ慣れていないこと、どうしてもコストがかかるため少し高価なことが、鱒を皆さんから遠ざけています。この距離を近づけ、多くの人に「ひとくち」をお届けするのが、私たちの役割だと思っています。
鱒を、皆さんの特別な日に、できればいつもの食卓にも。私たちの誇りから地元の誇りに。これが、私たちが考える、鱒の未来です。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
池のすぐ上にあるほこらの奥や、池の真下からもこんこんと湧き出る猪之頭の水は、まさに自然の恵みです。地元の方々が毎日飲んでいる湧水は、年間を通じて水温が10℃と一定で、鱒がぐんぐんと育つには少し冷たいです。しかし、その分ゆっくりと、身の締まった鱒が育つと考えています。
鱒を育てるのは、代表の西田賢、ただ一人です。毎日、鱒の顔色を伺い、手ずから餌をやり、大きさが揃うようふるいにかけ、こまめに出荷に出かけます。手間はかかりますが、よく目を配り、小さな池を大きく使うことにより、鱒はのびのびと育ちます。そのため、西田養鱒の鱒には、病気を治すための薬をいっさい使用していません。
私たちが理想とするのは、食べて美味しく、活力があって釣りにも適した鱒です。健康で元気な鱒を育てるにはどうすれば良いか、日々考え実践しています。
私たちの規模で自家採卵を行うことは難しいため、信頼できる同業者の方から、質の良い鱒の卵を仕入れています。鱒の卵にもいろいろな種類があり、病気に強いとされる雑種や、成熟を抑えて大型化に適したもの(三倍体)もあります。西田養鱒では、できるだけ自然に近い魚をお届けしたいので、“ふつうの卵”を使っています。
餌は、専門のメーカーが作っている配合飼料を使っています。消化が良く環境への負荷も小さいからです。多くを買い溜めることなく、こまめに注文することで、少しでも新鮮な餌を与えるようにしています。
こちらで紹介している商品はすべて、
味に正直な子供たちが喜んで食べてくれるように、また日々を慌ただしく過ごす私たちが使いやすいように、
悩みながらも形にしたものです。池から取り上げたばかりの鱒を、釣り人が行うようにていねいに締め、
一つ一つ、心を込めて加工しています。
私たちの規模で自家採卵を行うことは難しいため、信頼できる同業者の方から、質の良い鱒の卵を仕入れています。鱒の卵にもいろいろな種類があり、病気に強いとされる雑種や、成熟を抑えて大型化に適したもの(三倍体)もあります。西田養鱒では、できるだけ自然に近い魚をお届けしたいので、“ふつうの卵”を使っています。
餌は、専門のメーカーが作っている配合飼料を使っています。消化が良く環境への負荷も小さいからです。多くを買い溜めることなく、こまめに注文することで、少しでも新鮮な餌を与えるようにしています。
ほんのりと上質な脂ののりで、あっさりとした食べ易さが特徴です。
熟成する事でうまみ成分が増し味の変化が楽しめます。
きめ細やかな身質で、しっかりとした弾力のある食感が特徴です。
熟成すると、口当たりなめらかになり、食感の変化も楽しむ事ができます。
臭みが無く、和洋折衷どんな料理にも相性は抜群です。
季節の変化や鱒の成熟度合いによって、脂ののり、身質が変化し、その季節の旬を堪能する事ができます。